果樹園では王林の摘果作業の最中です。
一個の蕾から5~6個の花が咲き、それが各々小さなリンゴになって行きます。
それらを全部放置しておくと、とてつもない実の量になってしまい、リンゴの木がもちませんし、大きな実にはなれませんので、中央の実だけを残し、他は摘み取って行きます。
積み残された実は、より大きく肥大して行き、写真のように萼(ガク)が立った状態になると、整理落果の心配もほぼ無くなって来ます。
が、今年は遅霜の影響で、中心果の無いものも目立ちます。
他の品種だと、側果で代用したりもしますが、王林の場合は側果は形がいまいちだったり、食味も劣るために、代用せずに総て摘み取ってしまう事にしています。
全体を見渡すと、中心果が有る物だけを残して行っても絶対量は確保出来るかと思っています。
日中は27℃の暑い日でした。
すっかり落花した王林が5月10日にアップしたものと比べるとだいぶリンゴらしくなって来ました。
写真のもので横径が 5.6mm です。