北国の春は行きつ戻りつ
昨日、雪が溶け始めた果樹園の様子をアップしたばかりでしたが、今朝は、湿った雪が降っていて、りんごの木々には、また、白い雪の花が咲き乱れていました
が、午後からはすっかり溶け、良い天気になっています。
こんな風に行きつ戻りつ、北国の春は、それでも確実に近づいて来ています。
そんな中岩手県病害虫防除所から、今年の病害虫の発生予報がメールで届きました。
その予報によると、今年は全般的に病害虫は少ない傾向で推移しそうな予報となっています。
昨年秋の病害虫が、さほど多く発生していない事と、今年の4月は温かめの長期予報が出ているためです。
この地域では、ほとんどのリンゴ農家が、共同防除の組合に参加しており、防除も地域全体で一斉に行われています。
高価な散布機器を戸別で持つよりも経済的にも良い事と、地域一帯が、一斉に防除するために効率の良い病気や虫退治が出来る効果もあります。
また、自分の園地は、自分で観察する事は勿論ですが、地域ごとに観察員がおり、その係員が、一定時期に観察し、防除する薬剤や日時の決定をします。
この組合、今年で49周年を迎えます。
参加農家130戸、面積は約 50h となっています。
一昨年から、この組合の代表を仰せつかっていますが、慣行の半分の原体での「特別栽培」などにローテーションで取り組んでいるため、ギリギリの段階まで、薬剤散布を止めておいたり、その薬剤の選定にはかなりの苦労があったりします。
この岩手県病害虫防除所を始め、各関係機関から色々ご指導を頂きながら、今年も、より安全で、より美味しいりんご作りのため、メンバー全員で取り組んで参ります。