ふじ植栽
今日は予定通り「ふじ」の植栽。
現在は、一口に「ふじ」と言っても、実は様々な系統があります。
ちなみに今回植えたものは「宮美ふじ」
皆さんがスーパーでお買いになる時は、その系統までは表示せずに、単に「ふじ」として販売されていると思います。
その種類たるや、数え切れないほどあるかと思われますが、元はすべて、写真の「ふじ」から派生したものです。
写真は青森県藤崎町の園芸試験場東北支場で1939年 国光にデリシャスを交配して誕生した『ふじ』の原木です。
1961年に園芸試験場盛岡支場(現 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点)に移され1962年に『ふじ』と命名されました。
現在の世界中のふじは、総てこのふじから次々と接ぎ木されて行ったものです。
その変遷の中、色々な枝変わりの品種などが現れたりなどなどしながら、現在、世界中で収穫されるりんごの品種の中で最も多い品種となったのでした。
現在、日本での生産量は50万トンが『ふじ』だと言われており、全品種の60%を占めています。
お隣の中国の生産量はその30倍、1,5000万トンとか言われています。