仕上げ摘果

2012年07月07日(土) カテゴリー:果樹園果樹園 タグ: , ,  ☆ 12年前に投稿

摘果

北国は昨日から断続的な雨模様です。
アタシだけがビール!ビール!と喚いていてはリンゴの木に申し訳ないと、果樹園に散水した次の日から雨でした ^^;
お陰で、近所のリンゴ屋仲間からは「お前の散水が呼び水になった!」と感謝されています。
ってぇか、ホントはバカにされてます ^^;
でも、この一日早かったリンゴの木への水の恵みが秋になって効果を発揮し、他の果樹園のリンゴより、アタシんちのリンゴの方が、より美味しくなっていると思いますよ ^_^
(んな訳ないかぁ ^^;)

そんなこんなで、果樹園ではまだまだ摘果の最中で、仕上げ摘果の真っ只中です。
今日から満を持して….って言うかやっと「ふじ」の摘果に突入です。
「ふじ」を終えれば「紅玉」で最終ラウンドです。

この摘果、残ったりんごに養分を集中させて、大きな実にする事を目的とする事は勿論ですが、もう一つ大きな目的が有ります。
それは、来年の収穫量を確保する為だったりもするのです。
リンゴの実は成熟して来るに従って、当然その中に種が出来るわけですが、この種の部分に含まれる物質がりんごの木の中を駆けめぐり、来年の花芽を抑制する役割を果たします。
リンゴにとっても、実を実らせるって事は一大事業な訳で、沢山の実を付ける事は、その体力を著しく奪う事になります。
そんな事になっては、リンゴの木自体の身が持たないので、次の年には実を沢山付けないように防御策としてそんなメカニズムが組み込まれているのです。
リンゴの実が沢山残っていると言うことは、この種が作り出す物質が沢山リンゴの木を駆けめぐるって事になってしまう訳です。
実に素晴らしい仕掛けが組み込まれているものです。

閑話休題

リンゴの木のオーナーの方々は、この摘果された実を見て「わぁ!勿体ない!」と良く仰います ^^;
ですよねぇ….実に勿体ない ^^;
この摘果されたリンゴの実の商品価値を見つけ出せたらワタシは大金持ちになれますね ^^;
いつか「完熟したリンゴの実より未熟な実の方がポリフェノールが多い」とか言う記述を見たような気がします。
このあたりをヒントに商品開発出来ればあたしゃ億万長者ですけどね ^^;

但し、大きな壁がぁ….^^;
あたしの果樹園は、残念ながら無農薬栽培ではありません ^^;
って事で、収穫期に残留農薬がゼロになるようなローテーションで、農薬が散布されています。
って事は、この摘果されたリンゴの実は残留農薬が含まれているって事になります ^^;
ココが最大の難関ですなぁ ^^;

(写真は、自分の掌の皺が目立たないようにソフトフォーカスを掛けて見ましたとさ ^^;)

アーカイブ

On This Day

Sponsored by

PAGE TOP

Copyright(c) 2008~2024 ふれあい果樹園 All Rights Reserved.