りんごの木のオーナーの皆様に、日々の作業を公開しています [岩手県盛岡市]

午前中でさんさを脱出し、ふじの仕上げ摘果に入りました。
ふじは時間をかけてマッタリとやって行きます ^^;

6月1日にフェロモントラップを仕掛け、キンモンホソガとモモシンクイガを匂いで呼び寄せて１０日毎に観察してるのですが、今年は今のところどちらもほとんど引っ掛かりません。
7月1日の観察では、キンモンホソガはゼロ。
モモシンクイガらしきヤツが１匹。
キンモンホソガは葉に潜り込んで悪さをしますが、モモシンクイガはリンゴの実に卵を産みつけ、幼虫がリンゴを齧りながら迷路のようにリンゴの実の中を歩き回ります ^_^;
7月に入り高温や湿度の高い日が続くと、色々な病気や害虫が発生するので、果樹園には常にルーペ持参です。

昨夜はそこそこの雨。
このお湿りで、リンゴの実はまた一回り大きくなってくれることでしょう。
摘果ってどんな作業？というオーナーの方のために説明させていただくと、写真左のように、一つの蕾からは、だいたい5個の実が作られますが、中央の実を残しその周りの実を落としてしまいます。
また昨年伸びた新しい枝先の実は全て落としてしまいます。
そんな風にして残された実に養分を集中させ、最終的に400gほどの実になるように調整して行きます。

オーナーになって頂いている方々の収穫解禁を15日あたりからとご案内しておりましたが、今日は生憎の雨模様 ^_^;
数組の来園予定が、雨でほぼキャンセルでしたが、札幌と仙台のオーナーさんはこの日しか予定がとれないから、と言うことで強行収穫 ^_^;
私らも、珍しく雨の中で収穫しておりましたので、ほぼ、セルフ収穫 ^_^;
2組のオーナーさんは、それぞれに収穫後は現地からご友人方に出荷されていましたが、これもセルフ ^_^;
写真も撮っていませんでしたが、メールでお送り頂いて掲載させて頂いています。
申し訳ありません。そしてありがとうございます。
2組とも、孫娘へのお心遣いのお土産まで頂き、重ねて感謝です。
ちなみに明日も午前は雨予報です。
って事で次の3連休は激込みでしょうねぇ ^_^;

ふじのオーナーの皆様方には、収穫は一応15日あたりからというご案内を差し上げておりますが、待ちきれず様子を見に来たついでに試し取りの方々が三々五々 ^_^
そう言いながら、あたしらもケツかっちんになっちまうので今日からボチボチ収穫を始めました ^_^;
ま、こんな程度の蜜入りなら、そこそこ……^_^
糖度は１６～１７ですからすでにＯっＫ。

雨も上がったようなので、午後からまったりと「ふじ」の収穫を開始します。

北国は紅葉も終盤となり、落葉が始まっていますが、リンゴの木の葉はまだまだ元気です ^_^
今、その元気な葉が今年最後の大仕事の最中です。
その大仕事のお陰で、リンゴの実は、日に日に蜜を貯め込んでいます。
オーナーの皆様方の木は、葉をほとんど摘まず、ひっくり返すだけの作業をしました。
従って、収穫時には葉陰が残って、全体が真っ赤なリンゴにはなりませんが、葉を最後まで残した事で、たくさんの蜜を蓄えた美味しいリンゴに仕上がります。
それじゃぁ、スーパーでリンゴを買うときは、あまり着色が良くない物を選べばいいの？と良く尋ねられますが、それは間違いいです ^_^;
初めから、葉を摘み取らない木に実ったリンゴと、葉を摘み取ったけど着色しなかったリンゴとでは月とスッポン、提灯と釣鐘ほど違います ^_^;
リンゴをお求めのさいには、キャッチコピーなどで、「葉とらずリンゴ」と名乗っているか、同じ大きさなら、より重い方を選んで頂けば、蜜の入りの多いリンゴかも知れません ^_^

君は何故にこんな処まで登って来るかなぁ？！
吃驚するじゃねぇか！！^_^

北国は爽やかな晩秋の日々です。
王林のオーナー様の収穫は11月5日ころからかな？
ふじは11月15日頃から収穫可能かと思います。
ご準備のほどお願いいたします。

最高気温の落差が10℃以上あったりして老体には順応がし難い今日この頃の北国です ^^;
そんな中、いよいよオーナーの皆様方の『ふじ』の摘果に突入しております。
名札がかかった木の摘果はやはり気をつかいます ^^;
とか言っておきながら、果樹園に見えられ、摘果して行かれたオーナーの方の木を遠慮無く再摘果しているのも事実です ^^;
なんせ、今年はビッシリ実が付いていて、りんごの木々はかなり難儀そうなんですよぉ….
オーナーの皆様方が残された実をそのままにしておくと、来年はあまり実が付かない事になること確定です。
下手をするとあと1週間ほどかかるかもしれません ^^;
焦らず丁寧に摘果し、来年の分もしっかり確保していきます。
ごらんのように、実もぷっくり膨らんで来ました。
これで一雨来ると、一気に肥大してくれるかと思います。