今年の『ふじ』は、花芽が多すぎたせいかどうか不明なのですが、どうも実止まりが悪いような気がして少し心配していたのですが、ここに来てやっと、そこそこの実止まりになりそうな気配でホットしています。
リンゴに限らず、植物は皆そうだと思うのですが、花がたくさん咲きすぎて、それが全部実になってしまうと、自分の身が持ちそうもないと判断すると、こんどは過剰にその身を生理的に落としてしまう事があります。
リンゴ屋さんはその現象を「ジューンドロップ」と呼びます。
ま、文字通り6月になって、その実を落としてしまう事から名付けられたのだと思います。
今年、他の品種ではそんな傾向は無かったのですが、何故か『ふじ』だけに見られた現象でした。
2~3日後からは、その『ふじ』の摘果に入ります。
やっとオーナーの方々の「ふじ」の剪定が終わりました。
残すはジョナゴールドを少しと 10a の紅玉を残すだけとなりました ^^
閑話休題
最近の国内での果物消費量を見てみますと、リンゴの消費量が減っています ^^;
む?蜜柑にやられてるのか?と見てみますと蜜柑も伸びていません。
んじゃ苺?
いえいえ、最も消費量の多い、そして伸びている果物はバナナなのですよぉ ^^;
なぜバナナなんじゃぁ?
皮をスルリと剥けて食べやすいからなのかぁ?
そう言えば、遠足に持って行く果物って、リンゴじゃなくってバナナですかねぇ…^^;
リンゴは皮を剥いてやると茶色くなってしまいますからねぇ….
ってんで、変色しにくい品種がこの写真の「紅いわて」でございます。
ふれあい果樹園でも今年から少しづつ収穫出来ます。
でもって、世のお母さん、遠足にはこの「紅いわて」を宜しくお願いします ^^
だがしかし….このリンゴの消費量を年齢別に見ますと、お若い方ほど消費量が少ないんですよね ^^;
お母さん世代がすでにリンゴをあまり食べない….
さては、リンゴの皮を剥けない世代?って言うか面倒くさい世代?
んじゃ、皮を剥かなくても丸ごと食べられるようになるべく大きくしないリンゴを作って参りますから宜しくお願いしますよぉ ^^
国内がダメなら輸出で海外へ….
とか思って見ると、最大輸出国はなんと台湾でございます。
おおよそ90% ですね。
が、しかし、今、台湾はなにやら大変な事になっているみたいで….
う~む、八方塞がりだねぇ…^^;
いよいよ満を持してオーナーのみなさんの「ふじ」の剪定に入りました。
予定より2日遅れてますが
ここに来ると進捗度がガクッと落ちるんですよねぇ。
前年の名札がそのまま付いていますので、その方々の顔が浮かんで来ると、つい、たくさん成らせて上げようとか、小さい子が居る家族だと、作業の邪魔になるけど下枝も残して上げようとか色々考えてしまうものですから….。
(と言っても、半数ほどは一度もお会いしたことのないオーナーさんなんですが ^^;)
ま、今年もオーナーになっていただけるのかどうかは、まだ分かりませんけど…。
でも、お陰様でリピーター率は95%なのですよ。
それも10年以上というオーナーさんもたくさんおいでです ^_^
そんなこんなで、気合いを入れ直して剪定して参ります。
お花見のご案内と一緒に今年もオーナーになっていただけるかどうかのお問い合わせも来月にはお出しいたしますので、宜しければ今年もお申し込み下さいまし。