りんごの木のオーナーの皆様に、日々の作業を公開しています [岩手県盛岡市]

今日は｢チャグチャグ馬コ｣の日。
滝沢村のＨＰ
昔々は田起こしや代掻きなど、田植え前の作業はすべて牛馬で行いました。
田植が終わった6月15日には馬の働きに感謝し、綺麗に着飾らせ、その装束に鈴をつけてチャグチャグと、隣村の蒼前神社から盛岡市内の八幡宮までの距離を練り歩きます。

岩手県人は馬をとても大切にしていました。
馬と人が同じ屋根の下で暮らす「南部曲がり家」という型式の建築物は、くの字になっていて、南向きには厩が有り、東向きには人が住んでいました。
そんな心優しい行事を、配偶者とその娘、そして娘の娘の三代は見物に出かけたため、今日の摘果作業は、手伝って頂いているオバチャン達もお休み。
昨日からオーナーの皆様方のふじの摘果に入りましたが、一人での作業はキツイので、あたしゃ一人で草刈り三昧 ^^;
摘果はオーナーの皆様方の分が終わってから自園分の摘果をし、紅玉が最後になります。
もちろん摘果は一度で終わらず、2度3度と見直しをし、収穫直前まで選抜をしていきます。

早朝、蜜蜂を引き上げてもらい、3回目の薬剤散布が始まりました。
今回は当番から外れており、他のメンバーが散布しています。
当園の散布は明日になりそうです。
王林の摘花を終え、ジョナゴールドの新梢の株摘みをしています。
一列半を終了。
昨日には紅玉の園地樹間の草刈りを終え、今日は北園地の樹間草刈り終了。
1回目が終了していないのはジョナゴールドの上側だけとなりました。

残っていた紅玉の剪定枝の片付けも終わり、非売品という事で、後回しにされていた「サクランボ」「プルーン」「桃」「キューイフルーツ」の剪定をおえ、今年度のすべての剪定が終了しました。
あとは、急激な寒波などが来なくて、無事にそれぞれの品種の開花を待つだけです。
その前に、少しだけ植え替えと、弱り気味の木に肥料をやらなくてはなりませんが、一応ホット一息です。

あっと言う間に今年も4月。
果樹園は紅玉の園地を残し、すっかり片づいて開花を待つだけとなりました。
あ、その前に何本か植え替えをしなければならない品種もありますが…..
そんな事で、そろそろオーナーの皆さんにお花見のご案内葉書を出さなくてはなりません。

今年の開花予想は、このままの天候推移だと5月10日なっています。
桜の開花から2週間ほど後でしょうか？
と言うことは5月12日の日曜日あたりでしょうかぁ。
昨年は孫娘 μ のお祝いも兼ねて、お餅つきなどをやったのですが、今年はどうしようかなぁ。
ひたすら飲んで食べてというのも芸がないですかねぇ？ ^^;

三寒四温という言葉の通り、北国は極端な温かい日寒い日を繰り返してします。
そんな中で、今日は防寒着を着込んでいると汗ばむような一日でした。
剪定作業も、オーナーの皆様の『ふじ』があと一列。
そして紅玉の剪定という処まで漕ぎ着けました。

いざと言うときに手を借りようと飼っている猫どもが夕方になると餌をねだりに果樹園までやって来ます。
春先は野ネズミが食べ物が無く、りんごの木の根を囓ったりします。
若い木などは囓られると再生不能状態になってしまいますので、こやつらに退治してもらうためにも、チト餌を制限してやろうかしらん ^^;

当果樹園で生産した『紅玉』のみを使用したリンゴジュース。
りんごを皮ごと絞り、水は勿論、他の品種も一切混じっていません。
100% 紅玉ストレートジュースはちょっと酸っぱいですが、一度飲んだら癖になる、そんな美味しさです。どうぞ一度おためし下さい。
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昨日で紅玉の収穫を終え、今日からふじの葉摘みをやっと開始。
北園地、東側からスタート。

他の園地の方々は、だいぶ以前から摘んでいるようですが、当園はふじの半分ほどがオーナー登録されており、基本的にオーナーの方の木は葉摘みをしない事になっていますので、焦らず今日の開始となったところです。
見た目を重視する葉摘み作業は、木にとっても、りんごの味にとってもプラスな面はほとんど無いと思っています。
従って、出来るだけ遅くまで葉っぱに働いてもらって、玉の大きさを増大させ、また蜜入りなどの効果を発揮してもらうためには、遅い葉摘みの方が良いと考えています。

そんな事で、これからゆっくりと葉摘みをし、その間に、ジョナゴールドなど中手の品種の収穫もして行きます。
ジョナゴールドはここに来てやっと本来の着色になって来ました。
来週来園する園児達のために、ジョナの園地を草刈りしておきます。

草刈りを完了し、午前で施肥も終了。
紅玉の園地は2人で玉廻しが今日で完了。
明日は風が強くなければシルバーシート敷を予定。