相変わらずのリンゴの植栽。
今日植えた品種は『もりのかがやき』
午前中、時折2粒3粒こぼれ落ちる雨粒に背中を押され、必死に植えました。
午後には、遠くで春雷も聞こえていたのですが、幸い雨は弱く、すぐに止んでくれました。
この『もりのかがやき』は、収穫時期が『王林』とほぼ同じです。
ここに来て「ふれあい果樹園の王林は美味しいね」と言って頂くお客様が多くなって来ているのですが、その『王林』の最大の欠点は、日持ちがしない事。
その欠点を『もりのかがやき』は克服しています。
糖度が高く、酸度が低いので『王林』よりも甘い品種です。
苗木もそこそこの根の張り方ですから、きっと丈夫に育ってくれると思います。
クリックして頂くと、果実の写真をご覧いただけます。
昨年あたりから、少し世の中に登場していますので、ぜひ、この秋には見かけたらお買い求め下さい。
「ふれあい果樹園」の『もりのかがやき』のデビューは3年後ですけど….
今日は予定通り「ふじ」の植栽。
現在は、一口に「ふじ」と言っても、実は様々な系統があります。
ちなみに今回植えたものは「宮美ふじ」
皆さんがスーパーでお買いになる時は、その系統までは表示せずに、単に「ふじ」として販売されていると思います。
その種類たるや、数え切れないほどあるかと思われますが、元はすべて、写真の「ふじ」から派生したものです。
写真は青森県藤崎町の園芸試験場東北支場で1939年 国光にデリシャスを交配して誕生した『ふじ』の原木です。
1961年に園芸試験場盛岡支場(現 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点)に移され1962年に『ふじ』と命名されました。
現在の世界中のふじは、総てこのふじから次々と接ぎ木されて行ったものです。
その変遷の中、色々な枝変わりの品種などが現れたりなどなどしながら、現在、世界中で収穫されるりんごの品種の中で最も多い品種となったのでした。
現在、日本での生産量は50万トンが『ふじ』だと言われており、全品種の60%を占めています。
お隣の中国の生産量はその30倍、1,5000万トンとか言われています。
まずまずの陽気の今日一日。
いよいよ新たなリンゴの植え付け準備のため、切り取ったリンゴの根を抜き取る作業に入りました。
明日から、焦らず少しづつ植えて行きます。
実を付け始めるのが3年後 ^^;
何ともノンビリした生業なのですが、自分の手で植えた木が、初めて実を結んだ時の嬉しさは、植えた人にしか味わえません ^_^
北国もやっと春の気配。温かい1日でした。
写真は、昨年オーナーになって頂いた方の「紅玉」です
植えられてから20余年。
今年も、美味しい実を付けようと思っていたでしょうに、こんな風に伐採してしまいました
先の爆弾低気圧で倒された暴風網は、伐採されたリンゴの木々の怨念なのかも知れませんな
このオーナーの方には、今年もお申し込みを頂きましたので、少し離れた園地の「紅玉」専用園の木にプレートを付け替えさせて頂きます。
今日は、この伐採された木々のお炊きあげをしました
時折少し強めの風が吹いていましたが、無事にお炊き上げ終了です。
最寄りの消防署に開始時と終了時にその旨連絡し、認可を頂いた上での挙行です
太めの枝や主幹は薪ストーブを利用して居る方が薪として引き取って行ってくれました。
リンゴの木は火持ちが良くて、燃えている時の香りも良いとか。
薪としては最高なんだそうで….
で、この伐採された「紅玉」に代えて植えようとしている品種は「もりのかがやき」という岩手で作られた黄色い品種です。
かなり甘めの品種で「蜜病」などの欠点も時折出るとか言われている品種ですが、栽培方法で克服も出来るかも知れません。
その苗木も、今日配達されました。
まだ抜根が終わってませんので、実際に植えるのは今週末あたりになるかと思われます。
他に、今年、新植を予定している品種は、同じく岩手で生まれて、昨年まで「岩手7号」と仮の名前で呼ばれていた「紅いわて」
そして着色系統の「ふじ」。そしてポットに植えれられていた「ファーストレディー」も地面に降ろしてやろうかと思っています。
この機会に、実際にご自分で植えられ、ホントのオーナーになりたい方っていらっしゃいませんかねぇ?
「たとえ明日この世の終わりが来ようとも、今日私はリンゴの木を植えるだろう」と言われた宗教家のルターのように、まさにその心境で、新たな木を植えて参ります。
今日は午後から雨でした。
予定通り、今年最初の予察会議です。
各地域の予察員が一同に介して、それぞれの地域の現在の状況を持ち寄り、薬剤の決定と日にちの決定を行います。
普及所、東北農研の方々にもアドバイスを頂きながら、今年の初散布は今月25日に決定しました。
平年に比べ、一週間から10日遅れの開花予想と言うことで、昨年並みの推移です。
早く花が咲かないかな~と、首を長くしていますが、その反面、花が咲いたら一気に忙しくなるなぁ….という思いも…^^;
工業製品と違って農作物は、中でも特にリンゴは人手のかかる農作物です。
花が咲いたら、と言うか蕾の状態から、一個ずつ摘み取るという気の遠くなる作業からスタートです。
オーナーの皆様方には、どうぞ、今年も、ご自分の木の花摘みにおいで下さいまし。
花のお江戸ではサクラが咲いたと大賑わいのようですが、北国は、今日になってやっと、少しは春を感じられる陽気となりました。
そんな中、長野県生まれの「シナノゴールド」を伐採し、同じ黄色系のりんごなのですが岩手生まれの「もりのかがやき」の植栽準備に入りました。
なんと昨日まで、雪がチラつく4月の北国。
はてさて、今年はどんな出来秋になるのでしょうかぁ?